ジャンプ2021年03-04合併号掲載「炎眼のサイクロプス」感想
アクタージュが残念な事件で打ち切りになってしまった、宇佐崎しろ氏の読み切りです。原作は、石川理武氏でまだあまり過去作品はないみたいです。ジャンプルーキーで読めるみたいです。こっちは絵も描いている模様。
弁護士が主人公の漫画です。牛島くんの真鍋昌平氏がスピリッツで連載中の九条の大罪と比較してしまうなぁ。 こっちは悪徳弁護士というわけでもないのですが、勝訴を勝ち取るということよりも、依頼人のメリットの最大化を目的に何でもやってくる印象です。 悪ではないんだけど、善人とはいえない弁護士が主人公の漫画なので、読むと胸くそ悪くなることを保証します。ジャンプでは掲載できませんね。単行本は2021年2月発売なので、待ちましょう
- 作者:真鍋昌平
- 発売日: 2021/02/26
- メディア: コミック
あらすじ
眼に嘘を見抜く赤い義眼の聖遺物、シャマシュの眼を埋め込んだ本名不詳の弁護人サイクロプスを名乗る主人公が、その能力をつかって勝訴をもぎ取っていく話です。そして裁かれた悪人は、目には目をということで、犯した犯罪と同様の目に合い、廃人となってしまうようです。 なんとなく、遊戯王の闇のゲームのようですね。
良かったところ
- ブラックジャックっぽく法外な値段をふっかけて、依頼人の覚悟を見るところはよかった。ブラックジャックの弁護士版ですかね。でも、ブラックジャックは、何年かかっても、必ず払います!と言うような患者しか治しません。たまに慈善事業的なこともしますが。そこまで言わせてほしかったなぁと思いました。
気になったところ
- 主人公の能力嘘を見抜くことを使って、証拠集めをしていくプロセスがなかった。嘘をついたやつ=犯人だとわかっても、犯行を立証できるかは別の問題ではないだろうか。もっと調査するプロセスがほしかった。ページの都合なのかもしれない。前編後編に分けて、犯行編、解決編でやってもよかったのではないか。
- おまえなぜわかった①。これはテルミット反応ですと断言してしまった。周囲の人たちは誰もわからないのに。。。見ただけでわかるとか、おまえはセンクウですか
- なぜ展示台が爆発したとわかったのだろうか。
- テルミット反応の動画をおいておきます