ぼくたちは勉強ができない、無事完結。そして、[x]なる未来へについて
お久しぶりです。
ジャンプ2021年03-04合併号で、「ぼくたちは勉強ができない」が無事完結です。 文乃さん、理珠さんの2大ヒロインを差し置いて、3番目のうるかさんがゴールしたかと思えば、マルチルートとかで全ヒロイン分やったかと思えば、最後でまさかの夢オチでした。
よかったところ
全ヒロイン分のエンディング、幸せな顔が見られたことに尽きます。ほかに何かあるのでしょうか。
残念だったところ
文化祭の花火のシーンからリセットしてやり直しだと思えば、そうではなく大学生編だったり、就職後だったり飛び飛びだったことです。全ヒロイン、きちんと高校で卒業でエンディングならば、納得感があったのに。「勉強できない」がタイトルなのですよ。
でもそれだと、あしゅみーや桐須先生はエンディングが難しくなってしまうので、仕方ないのかもしれません。理珠さんの大学生編はちょっといまいちでしたね。
それにしても、マルチエンディングは、作者納得の上だったのですか疑問が残ります。 うるかさんルートのように他のヒロインが納得の上、応援してくれてゴールインみたいなルートが、他のヒロインにはほぼありませんでした。 他のルートにおけるサブヒロインの状況についてもしっかり描写してほしかったと思います。複数ヒロインラブコメの締めなのに、脚本に強引さが感じられました。
うるかさんの告白を見ちゃったのは、文乃さんだったかな。ルートが分岐されてどうなったかがしっかり書かれてたのは、文乃さんでした。一番ラブコメしてたルートだと思います。理珠さんルートで掲載順落ちてきてしまって、晩節を汚したなぁと思っていたのですが、後半は多少巻き返した感じですかね。
あしゅみールートと桐須先生ルートには他のヒロインはほぼ出なかったような。 単独で読む分にはどちらも良いのですが、マルチエンディングでなくてもよくなってきてしまっていました。でも、各ヒロインのファン向けには、これくらいのがいいのかもしれません。 桐須先生は成幸が特別編で過去に行ったときの影響がさりげなく描かれてれば、もっと良かったのになぁと思いました。
それにしても、この作品でマルチエンディングなんて実績ないことやる必要があったか気に入りません。うるかさんが幸せになって終わりでいいじゃんかよー。王道ラブコメとして素直に終わらせてほしかった。
夢オチでもまあいいかな。どのルートがいいかは読者に任せるということで。