週間少年ジャンプ 2019年36-37合併号 感想
こんばんは、うなぎです。
週刊少年ジャンプ 36-37合併号の感想をまとめていきます。お盆ということで合併号ですが、分厚いわけではなく普段と変わらないよなぁと子どもの頃から思っていたりしました。
なんか特別付録とかあればいいのにと思います。
週刊少年ジャンプ(36・37) 2019年 8/19・26 合併号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/08/05
- メディア: 雑誌
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表紙
- 表紙は海賊の仮装をした連載キャラクター全員集合表紙です。こういうのは描き下ろしなんだろうか。作者が描いたのを切り貼りなんでしょうねきっと。
最前列は、ルフィ(ワンピース)、デク(ヒーローアカデミア)、エマ(約束のネバーランド)、アスタ(ブラッククローバー)、炭治郎(鬼滅の刃)、ヒナタ(ハイキュー)です。最近の掲載順上位組みですね。
新連載のふたりの太星、ビーストチルドレンはだいぶ後列でサイズも小さいです。サムライ8もだいぶ小さめです。期待に応えてほしいところですが、挽回できるのだろうか。
ワンピース(巻頭カラー)
- 映画公開記念の巻頭カラーです。
- 仕事量が膨大なので仕方ないのですが、連載の休みが多いのが寂しい限り。
- 今週、都では見廻りが増強されルフィ達は近づけない状況となりました。
- ローが捕まってしまった結果、ロー配下の海賊団メンバは独自で動くことになりました。今後はこれが伏線になってくるのかな。ローは海賊らしくドライなところが人気の秘訣ですね。
現状、主人公達は誰がどこで何してるんだろうか。ワノクニは丸い島で描かれていて、もっと日本風だとよかったのに。そして場所間の移動が多すぎでワノクニ編は難しいな。エピソードで土地が一カ所でないのは初じゃないのか。空島編みたいに上と下はあったけど。
- サンジは、都に潜入中。
- ゾロは、刀狩りからリューマの刀である秋水を取り戻すため単独行動中。
- ナミ、フランキーは、都のはずれのえびす町で待機してたけど、今週移動するみたい。錦えもん達がいる九里へ移動?
- ウソップ、ロビン、ブルックも九里へ移動?何してたんだっけ?
- 錦えもんは九里にいて、アシュラ(酒天丸)と討ち入りのための話し合い中かな。
- ルフィは監獄うどんにいて、制圧中なのかな。
敵側のカイドウのアジトの鬼ヶ島では、ビッグマムが目を覚まして甘いものを食らっています。きびだんごの効き目と、おしるこを求めていたのはどうなったんだろうか。気になるところです。
- カイドウの部下のキングって、どうみてもhideのアルバムhide your faceのジャケットからだよね。こいつはH.R.ギーガー氏(エイリアンとかのクリーチャーデザインをした人)が作ったウオッチガーディアンというクリーチャーです。
- アーティスト: hide
- 出版社/メーカー: MCAビクター
- 発売日: 1994/02/23
- メディア: CD
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- この二人でつぶし合って、残った方がルフィとバトル、なんてことにはならないと思いますが、今週は面白くまとまっていました。
鬼滅の刃(掲載順1位)
- 助けに来た岩柱である悲鳴島さんと上弦の壱 黒死牟とのバトルです。ウェブを見ていると名前は黒死牟(こくしぼう)というらしい。名乗るシーンあったかな。
モーニングスターが付いた鎖斧を武器に使う悲鳴島さんですが、変わったデザインの武器ですね。鎖鎌を攻撃力特化で巨大化してみた感じでしょうか。マッチョでないと使いこなすのが、重さに負けてしまって難しそうな武器ですね。これに対応してマッチョに描かれているのは大変考えられていると思います。
モーニングスターと斧で遠距離、近距離ともに有利な武器ですが、受けづらいので防御が難しそう。防御に当たっては鎖を活用するのかなと思いました。武器全体を日輪刀の刃と同じ鉄を利用して作られているようで、鬼に対しては大変効果的な構造になっているようです。
それにしても最近見開きで技を打ち合う構成が多いですね。今週も打ち合いがありました。盛り上がりやすいのは分かりますが、大コマを使いすぎではないかと思います。
来週は悲鳴島さんの奥の手から開始です。どんな展開になるのか楽しみです。
約束のネバーランド
- ドン、ギルダチーム、エマ、レイチーム、ノーマンチームで三者三様での動きが開始しました。
- このくらいならわかりやすい。最近のワンピースは並列がすぎる。
- エマの約束はいつ発動するのだろうか。
- 最終的には、ノーマン達も含めて食用児全員で鬼のいる世界から人間の世界へ強制転送となるのだろうから、鬼の世界には人間は一人もいなくなるはずなので、さっさと約束を発動させて、後は無責任に放置でもいいのではないか。そうすれば少なくとも人類側は救われる。
- 結局、エマ達の和平って人間にとって有利な条件をすべて鬼達に飲めと言っているだけで、鬼達の視点では何一つメリットがないような気がする。
- 鬼はムジカの血を飲むと知性を保てるという設定を使わないと、すべての鬼は知性を失い、獣のようになってしまうのかな。
- このへんの矛盾をうまいことまとめられるかが、お話の鍵となりそう。
- エマチーム、ドン、ギルダチームは、鬼の貴族らがいる都へ向かいます。
- ノーマン達は着実に作戦を遂行中。例のアレは作っていた薬なのかな。
- そして、今週でノーマンも改造を受けていたようなシーンが描かれました。これは他の強化人間達と同じ症状なのだろうか。みんな早死にしてしまうってことをエマは知らなかったはず。強化を受けてしまった人間は早死にしてしまい、それの恨みを晴らしたいという事情を知ったエマの苦悩を描くエピソードもほしいところですが、今後描かれるのかな。
- 今週でついに戦争が始まってしまいました。今後どのような展開となるのか、楽しみです。
Dr.STONE
- プラチナを触媒に硝酸を生成できるようになりました。
- 当初の最終目的だったプラチナを入手して、硝酸を手に入れるは、達成できたのですが、さらに石化されてしまった仲間を助けること、船を奪い返すことが追加となっている状況です。
- 石化光線源から光が発せられる前に、ドローンで光線源の玉をキャッチして石化光線源を奪ってしまいたいんだったかな。
- 奪った後、敵側の戦闘要員である、モズとキリサメをどうにかしないといけないんだけど、この辺りはどうする作戦なんだっけ?よく分からなくなってしまった。
- 仲間と船をどうにかして奪い返したら、司をよみがえらせて直接戦闘に持ち込み、島を制圧するという手段が安全な気がするのですが、原作者の稲垣氏のパターンからはこのような手段はとらないでしょうね。
- 今週は侵入者の可能性に気づいた宰相イバラが踏み絵作戦で住民に順番で石像を破壊させることで、侵入者のあぶり出しを試みます。さすがにまだバラバラになってもくっつけて石化を解凍することで、復活できることには思い至っていないようですね。こんなこと思いつくわけないか。
- 百列拳で龍水の石像をきれいにバラバラにするコハクさんです。承太郎のオラオラの可能性も考えましたが、ちょっと前のアラレちゃんからすると元ネタはケンシロウが正解でしょう。
- 今週、バラバラ石像の持ち出しに成功、つなぎ合わせて龍水が復活です。来週は他の仲間の石像を回収、復活させていく流れでしょうか。それとも、龍水を主役にもう一波乱あるかな。
Fけん(センターカラー読み切り)
- 暗殺教室の松井優征氏が読み切りで登場です。
- Fけんってなんだろうと思っていたら、FETISHISM+剣道の造語のようです。フェチ愛を攻撃本能へ変換する剣道とのこと。
- 相変わらず、大まじめに変態な人間を描くのがうまい松井氏がとても好きです。
FETISHISM 〘心〙フェティシズム, 拝物愛《異性の体の一部(毛髪など)や衣類などを性愛の対象とする心理》 ジーニアス英和辞典より
- 手フェチ、髪フェチ、首筋フェチ、くびれフェチの部員達。オリジナリティあふれる変態感は松井氏にしか出せません。フェチ度合いに比例して強くなるなんて、ジャンプキャラに反しすぎるのがすごいところです。
- 修行も肉体的努力よりも、精神的変態度合いの向上に重きが置かれます。
- 話のオチとしては、一人フェチがない主人公でしたが、マネージャーが窮地に陥った場面で正道の剣道フェチとして目覚め、秘められた能力が解放されるという展開でした。
ぼくたちは勉強ができない
- 先生回です。回数が多いのは、好きに動いてくれるキャラだからエピソードが作りやすいのかもしれない。
- 今週は先生の誕生日ということで、一人でお祝いする先生の自宅に、成幸が乗り込む展開です。ベタですねぇ。こういうベタなエピソードが多いのが人気の秘訣なのだろうか。
- **楽しい誕生日をありがとうとお礼を言い残したあと、酔い潰れて寝てしまう先生でした。
僕のヒーローアカデミア
- 新興宗教のボス、リ・デストロと死柄木のバトルがクライマックスです。
- 幽遊白書の戸愚呂のように○○%と能力を解放して、攻撃を仕掛けてくるリ・デストロと、それを分解して全て受け流す死柄木です。攻撃による衝撃が分解されているのでしょうか、リ・デストロにはダメージがないようです。こういうのはどんどん分解攻撃を進めて読者の恐怖感を増長させることで、話に引き込んでいくのがいいと思うのですが、引っ張ってきますね。
- 自分を虐待していた家族の手は、忘れていた記憶を思い出したことで全て外れてしまったようです。完全な闇落ちを引き止める象徴だったはずなのですが、吹っ切れたことで能力も完全解放、パワーアップという流れでしょう。
- リ・デストロは攻撃ごと分解されてお亡くなりという流れが妥当であると思うので、次に進めてほしい。このエピソードは敵側の話だし、本来読み切りスピンオフとかでいいと思う。
- デクの友情、努力、勝利を出さないと、掲載順が回復しないと思います。でも、デクは人気投票取れてないから、周囲のキャラとの絡みをうまく描かないといけないから、話作りが難しくなってきたと思います。
アクタージュ
- 中盤で安定した人気のアクタージュです。少女漫画みたいな絵だし、面白いよね。
- ダブルキャストで、景と千世子のどちらが人気を得られるかという勝負が見どころの羅刹女編、どう演出するかを鍵にエピソードが進んでいきます。
- 今週は千世子と、今まで景の絵を取っていた黒山さんがどう舞台を作るかを相談し合うエピソードです。
- 天才肌の主人公である景に対し、努力でがんばってきた千世子さんです。今回のエピソードで順風満帆な役者人生を進んできたと思われていたのに、主人公である景よりも主人公らしく努力していたことが判明しました。天才だろうとなんだろうと負けたくないと、ライバル心に燃える印象的な表情が1ページで描かれました。
- 景も天才肌ではありますがある程度努力は描かれていました。でも、こういうそれ以上に実は努力があった的な話が描かれると、千世子に負けてほしくないと思ってしまいますね。