とある普通の人の生活の記録

タイトルはこんなのいいでしょうか。ブログを始めてみました。日常生活をつらつらと残します。スイーツ、趣味の登山、おでかけの記録、マンガアニメの感想、ただ単に思うことなどを残して行ければと思います。

シン・エヴァンゲリオン劇場版の感想

シン・エヴァンゲリオン劇場版を視聴したので感想を残しておきます。

庵野監督がエヴァンゲリオンの再構成として始まった序、破、Q、そしてシン・エヴァンゲリオンですが、ようやく終わったかというのが感想でした。旧作が始まった当時、チルドレンたちと同じ年だったのをよく覚えてます。エルハザードが隣の曜日で放映してて「エ」で始まる作品が多いなぁとか思っていました。

テレビ版「世界の中心でアイを叫んだけもの」について

  • 再構成ということで、まず旧作から語ります。
  • テレビ版は極太の明朝体をドンッと表示する表現が印象的でしたね。あれをやられるとみんな庵野監督風だなということになってしまいました。

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第一話です。L字に並べる台詞が懐かしい

  • テレビ版最終回「世界の中心でアイを叫んだけもの」でシンジくんはみんなに「おめでとう」と拍手をされ幕を閉じます。
  • タイトルの元ネタは短編SF小説です。柴咲コウ主演で映画になった小説ではありませんよ
  • 当初、周囲の人から乗らないなら帰れと言われるエヴァについて、「乗ること」生きる意味を見いだしてたシンジくんですが、「そんなことない、ぼくがここにいてもいんだ」という納得感を得て終わりという感じでした。

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全ての子供達に おめでとう

  • 最後はあまりに駆け足で時間が足りなかったのが思いっきりわかります。
  • エヴァと使途のバトルはどうなったの?シンジとレイの恋の行方は?やられたアスカどうなった?とたくさんの伏線にオチをつけないまま終わってしまったので、問題になったのが印象的です。個人的にはシンジくんが納得して終わったのでいいじゃんと思ってました。
  • それでも当時、思春期世代人たちには刺さるものがあったのでしょう。「生きてても面白くない」と感じるシンジくんと同意見の人はたくさんいたと思われます。そんな哲学的アニメがこれまでなかったことにより、たくさんの人から視聴されました。
  • ヤマト、ガンダムに続くアニメブームの走りになりました。レイ役の林原さんは人気出ました。宮村優子さんは氷上恭子さんと仲良くラジオやってました。未来型アイドル懐かしい。

旧劇場版「シト新生」と「Air/まごころを君に」について

  • 「投げっぱなしジャーマンはよくない」と周囲に言われたのかわかりませんが、オチをつけるためにはじまったのが旧劇場版です。たぶん。

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シンと同じ構図のポスター、こんなだったかなぁ

  • 精神攻撃でやられたアスカの復活と無双状態、量産型エヴァの数の猛攻に押し切られてやられてしまう展開が印象的でした。ここで片目をやられています。式波さんの眼帯の伏線?

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分かったわ、ATフィールドの意味!

  • 初日に行列に並んで見に行って、終わり方に呆然としてしまったのを覚えてます。その後ナデシコの映画も初日に見に行ったときに、前もいたね~特典もらえるかなぁと話しかけてくれたお兄さん、今も元気にしてますか。
  • もうあまり覚えてないのですが、主題としては人と人の心の壁である「ATフィールド」をなくして、みんなで意識を共有する存在になるのがよいとサードインパクトが発動して、みんな溶け合って消えてしまった世界と、発動後の世界で「ぼくはここにいてもいい」と納得したシンジくんだけが生き残るという結末だったかと思ってます。
  • 「他者と関わり合って生きていくこと」を選択したシンジくんの成長が感じられる結末でした。
  • そして最後に生き残ったアスカに言われるセリフ「気持ち悪い」が印象的です。「ATフィールド」を自己を形作るものとして理解していたアスカは消えなかったのかな。
  • 勝手に自己完結して終わらせてしまったシンジくんに、いつものつもりでゲキを入れるつもりで言ったのかなぁと思いました。あの世界で二人はどうやっていくのか。

そしてシン・エヴァンゲリオン

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さようなら

  • シンが始まる際に、序破Qを一気に見ました。
  • これは成長したシンジくんとそれを認めるゲンドウの物語ですね。
  • 碇ゲンドウ氏はエヴァの開発の中でなくした嫁さんであるユイを生き返らせたいためにいろいろ暗躍する甘ちゃんです。息子であるシンジも自分がもう一度愛した女性であるユイに会うための道具にしか見てませんでした。
  • そんなゲンドウがついに言います。「他人の死と想いを受け止めるようになったか。大人になったな、シンジ」という台詞を。
  • これは、ゲンドウ自身が「他人の死、ユイの死を受け止められてない」ことを暗に意味していますね。
  • 「親が子を認める発言」なんて、当時エヴァを子どもの頃に見ていた人たちによると感じるものがあるんじゃないでしょうか。エヴァとともに年齢を重ねる感じです。
  • そして、真希波さんって結局何だかわからずじまいでした。ゲンドウとユイと一緒にエヴァの開発に携わっていた感じでしょうか。
  • カヲルくんもループする人類の世界から抜け出せたのかな、このへんは投げっぱなしジャーマンなところは変わらずです。
  • インフィニティとイマジナリーってなんだったのかなぁ。解説本とか読めば載っているのかもですね。
  • 旧劇の頃はそういうのを買い漁ったものですが、今はもう買わなくなってしまいました。大人になったというところでしょうか。
  • 最近はグッズ類もあまり買ってません。
  • エヴァ」=チルドレンの親の魂を封じ込めた存在から離れて、独り立ちして大人になれという結論がついておしまいです。
  • さようなら、全てのエヴァンゲリオン。子どもは何もしないでも大人になっていくよ。
  • 劇場版のポスターの構図はみんな同じなのね。

まとめ、庵野監督の作品の根底

  • 「人は一人では生きてはいけないし、一人で生きてちゃいけないんだ」
  • 庵野監督のエヴァの前作品ふしぎの海のナディアでサンソンが言ってました。
  • 結局、これに尽きるよね。
  • 旧作を見てない人は見ないでもいいと思う、旧かシンかどっちかで十分。
  • そんなことより、ラブアンドポップ見ようぜ。実はまだ未視聴なんだ。
  • コミックスは長いこと休載だったので、途中で見なくなってしまったんだけど、思い立ったら見ます。

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ノリで生きているように見えるけど、サンソンは一番マジメで一番オトナだと思う