とある普通の人の生活の記録

タイトルはこんなのいいでしょうか。ブログを始めてみました。日常生活をつらつらと残します。スイーツ、趣味の登山、おでかけの記録、マンガアニメの感想、ただ単に思うことなどを残して行ければと思います。

劇場版 ドラえもん のび太の月面探査記の感想。子どもにはこれを見てから大人になってほしいお話

劇場版 ドラえもん のび太の月面探査記を見てきましたので、感想でも書いてみます。

序盤の導入部分、のび太の「ドラえも~~~ん!!」という台詞でオープニングに入るのは定番ですかね。懐かしい。あの「チャラララララ~~ン、チャン、チャン、こんなこといいな~♪できたらいいな♪」の山野さと子さんの歌が頭に浮かんでしまうのは仕方ないですね。。。大杉久美子さん版も好きですよ。 後、挿入歌に武田鉄矢氏の起用を復活していただければ。。。

目次

スタッフ

目に付くのは、音楽の服部隆之氏、のび太の宝島からの続投ですが、個人的にはナデシコの音楽の人というイメージ。 そして脚本の直木賞作家の辻村深月氏でしょうか。

doraeiga.com

あらすじ

月面探査機がとらえた白い影がニュースとなり、それを「月のウサギだ」と主張したのび太は、周囲から笑われてしまう。 そこで、ドラえもんひみつ道具「異説クラブメンバーズバッジ」を使い、月の裏側にウサギ王国を作ることにしたのび太。 そんなある日、不思議な転校生の少年ルカが現れ、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことになる。

元ネタ、オマージュ?、気になったところ

ドラ好きな人に対して、いろいろ考えさせられる展開がありました。こういうのも良いねと思ったり、これはどうなんだろうと思ったり、懐かしいと思ったり、気がついたことを書きます。 まだまだありますが書き切れないので。

元ネタとなった短編

  • 原作に「異説クラブメンバーズバッジ」を使って、地底世界を作るというお話があり、それを月のウサギ王国に置き換えて展開しているようです。
    • O次郎にウサミミを付けたようなキャラが登場するところが同じですね。
    • 怪物のようなデザインの生き物を作ったが、放り投げてしまう。そして、O次郎が後で襲われるという展開は同じですね。
  • 個人的には短編をベースにするのやめてほしい。F先生の短編より面白い作品になった試しがない。
  • ふしぎ風使いとか見てるとつらい。好きな人は好きなのかもしれないけど、私はダメでした。
  • ただこの作品は、これはとてもうまくまとまっている。子どもに見てほしいと思える作品
    地底人のO次郎、これにウサミミを付けたキャラがムービット(ムーン+ラビットの造語)として登場

月の地下にはウサギがいるという設定

  • グランゾートですかね。なんとなくラビに似ているような。
    f:id:electric_eel_shock:20190420214209j:plain    
    グランゾートのラビ(左)とゲスト ルカさん(右)帽子の下はウサミミ

のび太の装備が空気砲

  • のび太の装備は、ショックガンで、ジャイアンが空気砲が定番のはずなのに。
    f:id:electric_eel_shock:20190420215507j:plain
    これが通常装備なのに。。。

気球型の宇宙船で月へ行く

  • 夢気球 ドラバルくんじゃないか!!
  • 飛んでるの見に行った記憶があります。懐かしい。
  • まだ飛んでるのかなぁ。1988年頃みたいですね。30年くらい昔なんだな。
  • 動画には、柳沢慎吾氏と生稲晃子氏がでてます。若い。
    ドラバルくん

www.dailymotion.com

のび太の行動の予言

  • 大魔境でも昔の人が予言を残しており、のび太達と秘密道具を用いた行動が残されていました。

大魔境の予言

ラスボスは機械の暴走

  • 鬼岩城のポセイドンですかね。
  • ポセイドンさんも、ディアボロさんも人工知能です。
  • ポセイドンさんはバギーちゃんの犠牲で倒せました。この時ほどの絶望感がほしかった。
  • バギーちゃんのエピソードは思い出すだけでも涙が出ます。
  • 今回も、誰かが犠牲になってしまうのではないかと思いましたが、リルルみたいに犠牲が出てしまうのではないかと思いましたが、大団円でよかった。
      
    海底鬼岩城のポセイドン(左)とディアボロ(右)AIが暴走するのは同じかなと

異説クラブバッジ対抗の定説クラブバッジ

  • こんなの思いつくなんてすごいです。
  • これまでのリメイク作品になかったオリジナリティ。評価急上昇です。
  • 異説のムービット達が定説の世界に突入、みんなのピンチを助けに来ます。この大どんでん返しはすごいです
  • この秘密道具を利用した大逆転は、大魔境の先取り約束機を利用しての大逆転に並ぶレベルだと思います。
  • ムービットののび太、ノビットと言われて、ジャイアンに笑われていたノビットが、定説バッジを発明しました。進化の速度が速すぎる気がしますしたが、突っ込まないでおく。アベコベ道具、使えない道具ばかり発明して、評価が低かったノビットですが、ここに来て逆転アイテムを発明、どんでん返しのきっかけとなります。
  • 落第点取ってたって、人の気持ちを考えられるのび太です(結婚前夜)。笑われたって負けない!ムービットののび太だってできるんだから、のび太もがんばれということかな
  • これが伝えたいことにつながりますね。異説が本当になる瞬間です。
  • 笑われたって良い、なんでもチャレンジして、新しいことを想像することが大事なんだという、今回の映画に込められた思いがとても感じられました。
  • 大切なことはマンガから教わるんだ、みんなマンガ読め
  • これってのび太が発明家になるということを暗に意味してるのかな(裏最終回のエピソードですね、触れてはいけないことなので気になる人は調べましょう。)

ルカくんとロップルくん

  • 月面をいっしょに話して、いつまでもトモダチだと会話するシーン。
  • 開拓史のロップルくんを彷彿しますね。
  • 異説クラブバッジを介して、トモダチになったので、異説を守るためにもう会わないことになるのは、原作どおりでした。
  • 未来に子ども達同士が会える日が来るといいなと思ます。

開拓史よりのび太とロップルくん

大事なところ、伝えたいところ

  • 想像というのがキーワードになっています。異説(月にウサギがいるという考え)も想像から始まったわけで。
  • ガリレオが信じた地動説は当時は今は真実になっているよ。ドラえもんや秘密道具も想像してくれるから、未来で22世紀で、本物になるかもしれないという制作者の思いを感じました。
  • このへん、F先生が子どもに伝えたいことと同じな気がします。
  • こういうエピソードで、神話と思われていたホメロスの英雄叙事詩イリアス』を信じたシュリーマンは、トロイ遺跡の発掘に成功する話が一番好きですね。
  • 人の想像力がもたらす力が未来をもたらすというのは、大事なことです。子どもに伝わったかな。ぼくにもまだ何かできるかな。
  • ゲストキャラ ルカは、不老不死だったのですがこれを捨てて人間になることを選びました。不老不死で進化も発展も想像もなく過ごしていた今までよりも、もっと人間らしく、汗水垂らして働いて、子どもと一緒に老けて死んでいくという道を選びました。
  • 見た子には、せいいっぱい生きて、いろいろなことにチャレンジして、想像して創造して、老いていってほしいと思います。
  • こないだ10年ぶりくらいにあった恩師に、良い老け方してるな!と言われました。ぼくもまだまだ捨てたもんじゃない。想像していけてるのかなと思いました。

最後に

  • 子どもに見てほしい映画です。こういう大人になってほしいというドラえもんに籠もった思いが伝わります。
  • ドラえもんはF先生の死、声優一新、安っぽいリメイクによる人気ガタ落ちといろいろ谷間を乗り越えてきました。
  • この作品は、安っぽいリメイクとは違いました。これからもアニメ、マンガともに続いていってほしいと思います。
    • マンガはF先生がやらないようなコマ割だったりで違和感がすごいですが、まぁ現代風と言うことで。

ゲーム ドラえもん のび太の月面探査記 -Switch

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「映画ドラえもん のび太の月面探査記」 オリジナル・サウンドトラック

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限定愛蔵版 冷たい校舎の時は止まる

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